障害線とは線に対して直角や縦や斜めに横切る線で、どの線に出るかで意味が異なり、さまざまな不運な出来事を示します。ここでは障害線のなかでも、生命線を横切るように現れる線についての解説をします。
目次
生命線を横切る障害線の意味
生命線を横切る障害線がある時期には、問題に直面したり、悩みを抱える可能性があります。失恋や病気、事故や災害など、起きる出来事はさまざまですが、島形のように長期間続くものではなく、一時的なものです。
ただ、注意が必要なのは、生命線を横切る線は障害線だけではなく、恋愛線があります。障害線だと思っても、実は恋愛線の一部や変化したものだったり、知能線の一部であることもありますので慎重に判断しましょう。
生命線を横切る障害線の年齢（流年法）
障害線は、生命線の流年法を使うことで、問題が起こる時期がわかります。生命線の起点（人差し指の付け根と、親指の付け根の間の位置）を15歳とし、そこから人差し指の付け根の幅で21歳・29歳・40歳・55歳・81歳と区切ります。障害線が生命線のどこにあるのかを見て判断していきます。
障害線の長さ
障害線が短い、または薄く見えにくい場合、一時的に体力が落ちたり、小さな問題が起こる可能性があります。しかし、このような短く薄い線は、ほとんどの人の手相に表れているものです。人生で一度も体調を崩したり、小さな怪我をしない人などいません。したがって、全く気にする必要はありません。具体的には、思春期の若い年代に出る障害線は失恋や進路の悩みをあらわし、ほかの年代でも、その年代ならではの悩みを反映します。
線が長くて濃いほど、障害の大きさを意味します。複数の線にまたがるような長い障害線は、より深刻な意味になります。ただし長い障害線はめったにでません。恋愛線の可能性も考えて判断しましょう。
生命線に斜めに入った障害線（弓形障害線）
線の形が弓形の障害線は、２０歳から３０歳頃の比較的若い年齢の時期に出ることが多い線です。なかでも、障害線が知能線に届き、横切るように刻まれている場合があります。一般的に知能線は知性や頭脳に関わることを占う線ですが、この場合は、精神的な悩みを持つ時期であることを示しています。
生命線に斜めに入った障害線（裏切りの相）
「裏切りの相」と呼ばれることもある手相をご紹介します。生命線の内側５ミリ以内に薄く出る線は影響線です。影響線は身内や恋人など、特に親しい相手から愛されていることを示しています。しかし、その影響線から伸びる障害線が生命線を横切っているとしたらどうでしょう。その場合は残念ですが、相手はあなたのことを裏切っている可能性があります。そして、それが原因となり相手との縁は切れるという意味があります。
生命線に斜めに入った障害線（健康線）
生命線に斜めに入った障害線が、手の平の下の方に現れている場合、横切っている線は健康線である可能性があります。線が現れている流年に病気や、健康上の問題が起こります。障害線が薄く、細く現れている場合、病気は短期間であったり、症状は軽いでしょう。また、障害線より先の生命線の状態が弱々しかったり、途切れ途切れだった場合、病気が治った後、後遺症に苦しむ可能性があります。しかし、これらのことは、体調不良を早期のうちに対処したり、最初から病気にならないよう体調管理をすることで充分に避けられる可能性があります。
【要注意】生命線が障害線で終わる
生命線が障害線の位置で終わっている場合、何かトラブルが起こり、寿命が尽きる可能性があります。そのため、生命線に現れる障害線の中でも注意が必要とされています。
ただし、運命線との間が橋渡しのように繋がっていたり、運命線が生命線に寄り添うような形で現れている場合は、生命線を補強する役目を持っています。運命線のサポートにより延命します。
【要注意】生命線の食い違いに障害線
もう一つ注意が必要な障害線があります。生命線が食い違っている位置に障害線が出ている場合です。生命線にズレがある時期には体力や生命力が落ちることを示しています。そこに障害線が現れるということは、手術や入院が必要なほどの大きな病気や、事故による怪我を負うことを意味しています。生命線のズレの大きさ、線の太さ濃さ、長さによって、インパクトの大きさがわかります。流年法で予め時期を知り注意を払うことで、災難を避けたり、何かが起こったとしても小さい被害で済ませることができます。
障害線と恋愛線の見分け方
生命線を横切る線があるからといって、すぐに障害線と決めつけてはいけません。特に長い障害線にみえる線は、障害線ではなく恋愛線であることが多いです。恋愛線は、障害線と同じく、生命線を横切っていますので見分けが難しいのです。では、どのように判断すると良いのでしょうか。一番の見分け方は、その線が感情線と繋がっていれば恋愛線です。感情線を始点として生命線に伸びているように見えます。ただ、正確な判断には、他の線も一緒に総合的にみることが必要です。
まとめ
生命線上に現れる障害線は、線の形状によって意味の違いはありますが、基本的には不安になるようなネガティブなことを示しています。しかし、流年法で予め起こる時期を知り、生活を改めたり、行動に注意することで、避けられる可能性が高くなります。そもそも、障害線だと思っている線が実は他の線の一部、または変化したものである場合もあります。障害線らしき線を見つけても直ちに事故・怪我・病気・別離と決めつけ心配せずに、慎重な判断をする必要があります。手相を熟知した専門家に相談するのも良いでしょう。
