生命線と運命線との間にあらわれる十字形を奉仕十字線(お助け十字線)といいます。この線がある人は、人のために尽くす気持ちが強い人。思いやりと優しさにあふれ、困った人がいると手を差し伸べずにはいられません。家族思いで面倒見のよい人であることも特徴です。ここでは、奉仕十字線の意味について詳しく解説します。
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奉仕十字線がある人の職業
奉仕十字線を持つ人は、見返りを求めず、損得勘定抜きに頑張る気質があるので、基本的にはどんな仕事に就いても力を発揮する能力が備わっています。それが事務職であっても場に応じた適切な対応ができますし、営業職であってもサービス精神を発揮してお客様に気に入られるでしょう。
奉仕十字線は別名医療十字線ともよばれているくらいなので、人の生命に関わる仕事は適職といってよいでしょう。たとえば、医師や看護師、薬剤師、保健師といった医療従事者や、介護士やヘルパー、生活相談員といった介護・福祉業界など、さまざまな職業があげられます。
ほかには、セラピストやカウンセラー、教育関連、ボランティア関連といった分野も適しています。いずれにせよ、人の役に立つ働き方が合っています。
逆にいうと、誰の役に立っているのかわからないような仕事や、単にお金儲けだけが目的になっているような仕事は、いくら収入がよくてもやりがいを感じないでしょう。
奉仕十字線が右手にある
手相の右手は社会的な姿をあらわします。右手に奉仕十字線があると、周りからみても奉仕精神が際立つ頼りになる人です。自分が与えることで人の助けになるのなら、全力で取り組みます。それが現在のあり方として出ているのですから、職業的にも医療や福祉、慈善事業、癒やし産業、サービス業といった仕事に就いている可能性が高いでしょう。
そうした仕事に就いていないとしても、たとえば町内会やPTAといった無報酬の役割を担っていたり、親の介護といった形で家族のために自分の時間を費やしているような状況になりやすいといえます。
奉仕十字線が左手にある
手相の左手はパーソナルな姿をあらわします。左手に奉仕十字線があると、自己犠牲の精神が強い気質であることを意味します。左手の場合は、身近な親しい人にしかわからない性格かもしれません。一見、自由奔放に見える人であっても、左手に奉仕十字線が出ているのなら、実は見返りを求めず相手に尽くす人だった……といったことが考えられます。人の支えになるような仕事に就くと、自分の気質を活かせるでしょう。
まとめ
奉仕十字線がある人は、博愛精神のある優しい人です。困っている人の力になれるなら、と献身的に尽くします。そのため、人の役に立つ仕事が適職です。その一方で、心の優しさが際立つ反面、頼まれたことを断りきれなかったり、利用されたりすることもあるかもしれません。自分のエネルギーを注ぐ対象を、間違わないように見極める必要はあるでしょう。奉仕十字線の意味を知ることで、自分の性質を理解して、心豊かなライフスタイルを実現するヒントにご活用くださいね。